大人の常識として読んでおきたい世界的ベストセラー本 一般向け専門書・学術書 10選

大人の常識として読むべき本10選

最終更新日:2017年8月16日

私が実際に読んだ本の中から、是非多くの方に読んで欲しいと思った世界的ベストセラーの邦訳本をご紹介します。
今回は一般向けの専門書・学術書の中から選びました。
※一般向けとは言えないものもありますが・・

読むことで、目から鱗が落ちる、世の中を見る目が変わる、そんな書籍です。
簡単にスラスラ読める本から、読了に数ヶ月かかりそうな本まで。

著者に関連TEDがあるものは、TEDのURLも記しておきます。

ダン・アリエリー『予想通りに不合理』

行動経済学者ダン・アリエリーの著書。
スラスラ読めます。
TEDをみて興味があった方は読むと間違いなく面白いです。

TED:「ダン・アリエリー 我々は本当に自分で決めているのか」

マーケティングに興味がある方や、何か商売をされている方も一読の価値があります。

合理的な行動をとっているつもりでも、実はそんなことない。
なんであんあもの買ってしまったんだ・・」の理由がわかる本です、



シーナ・アイエンガー『選択の科学』

盲目の社会心理学博士、シーナ・アイエンガーが人生を捧げる「選択」という科学。

インド移民として3歳のときにアメリカに来たアイエンガーは、厳格なシーク教徒の家庭に育つ。
着るものから結婚相手まですべて他者に決められるシーク教徒と、自分で選択することを教えるアメリカの教育。
「選択」を研究テーマとしたシーナ・アイエンガーの成果がわかる一冊です。
一般向けに書かれており、特別な基礎知識は不要。
誰でも読めます。

人は日々さまざまな選択をしています。
なぜ、そういう選択をするのか。

20種類のバリエーションがある商品と、4種類のバリエーションしかない商品。
売れるのはどっち?



「コロンビア白熱教室」としてDVDも出ています。
NHKオンデマンドや、レンタルでも視聴できます。



TED:「シーナ・アイエンガー:選択をしやすくするには」

マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』

ハーバード大学白熱教室で有名になったサンデル教授の一般向け著書。
スラスラ読めます。
サンデルさんは「白熱教室」でその授業風景が有名になりましたが、コミュニタリアンの代表的論者として活発に活動されている政治哲学者でもあります。(「白熱教室」の前はそっちが有名だった)

本書は、「白熱教室」の書籍化といった内容です。
「正義論」を専門家の世界から一般の世界に広めた良書。

1人を殺して5人を助けるのは正義なのか?
高額所得者の所得を強制的に低所得者に分配することは正義なのか?

「ハーバード大学白熱教室」はDVDも出ています。
NHKオンデマンドや、レンタルでも視聴できます。

ピーター・シンガー『実践の倫理』

個人的には、一番読んで欲しい本
現代の古典といってもいい本です。
机上の空論といった感の強かった「倫理」を、実践するために必要なことは。
チンパンジーと重度の知的障害者ではなにが違うのか。
富める者には貧しい者を助ける義務があるのか。

動物実験はなぜ許されるのか。

ドイツではピーター・シンガー排斥運動がおこるほどの影響を与えました。
倫理を徹底的に思考し、論理的に首尾一貫性を持たせるとどうなるのか。
良くも悪くも、誰もが読み考えるべき本。

TED「ピーター・シンガー 効果的な利他主義者になる方法」

サミュエル・P. ハンチントン『文明の衝突』

20年前の本ですが、今こそ読むべき本。
まるで予言のように、現在の状況を見通していた。

冷戦後の世界をアメリカの科学者がみるとどうなるのか。
イデオロギー、ナショナリズムから文明へ。

国家という単位ではなく、文明という単位を考える必要がある。
本書に同意するもしないも、国際政治や国際情勢を考えるために知っておくべき見方。

ただし、やはり20年前に書かれた書であることは注意が必要。
「文明」を唯一のアイデンティティーとする見方には反論も多く、ノーベル経済学者のアマルティア・センは非常に説得力のある反論を展開しています。(「アイデンティティと暴力」など)

リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』

イギリスの進化生物学者・動物行動学者が書いた古典と言ってもいい本。
著者のドーキンスは、無神論者の旗印的な学者さんで、各宗教の宗教指導者と公開討論をしたり活発に活動している。

「進化」を論ずるのであれば、読まなければいけない本。
ダーウィンの進化論や創造説のどちらを取るにしても、肯定するにしても否定するにしても、この書から目を背けることは出来ない。

ロバート・B. ライシュ『格差と民主主義』

ハーバードの教授で、クリントン政権で労働長官を務めたらライシュの著書。
超資本主義とは。
民主主義が民主主義ではない現実。
そんな状況に疑問を持っている方に読んで欲しい。
アメリカの話ですが、多くの点で日本にも当てはまります。

民主主義は、本当に民に主権があるのか。
巨大な資本に翻弄される民衆。
理想的なはずの民主主義社会で、なぜここまでの「格差」がおこるのか。
資本主義と民主主義の関係とは。

我々には何ができるのか。

スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』

大部の書ですが、専門知識は不要です。
誰でも読めます。時間があれば。。
読み始めると、衝撃を受けます。
「本当か?」と疑いながら読みますが、統計データに基づいており否定できない部分が多い。
拷問や死刑の方法が詳細に記されている部分もあり、苦手な方はそこだけ飛ばしたほうがいいかも。
逆に興味がある方は、そこだけ読んでも面白いです。

ジョン・ロールズ『正義論』

現代の古典。
政治哲学史において欠かすことが出来ない名著。
1,000年後の政治哲学の教科書にも間違いなく出てくるであろう本です。
とても難解です。
ずっと翻訳が最悪と言われ続け、2010年に新約版が出ました。
下記は新約版ですが、やはり難解。
英語がスラスラ読める方は、原著を読んだほうがいいです。

解説書が無数に出ているので、まずは解説書から読まれることをオススメします。
そのあとに、『公正としての正義 』を読みましょう。
こちらは、比較的簡単に読めます。学部で正義論の講義があっても、大体こちらをテキストにします。
『正義論』はいろいろな意味で重すぎる。

トマ・ピケティ『21世紀の資本』

専門的な学術書として世界的なベストセラーとなったのは、これが一番新しいと思います。
経済学の専門書です。
ピケティはDVDも出ているので、入門としてそちらをレンタルされることをオススメします。

経済学の勉強をしたことがない方は、本書に取り組む前に、解説書を読まれることをオススメします。
日本人著者の解説書もたくさん出ています。

「パリ白熱教室」

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